前半・後半に分かれた今年のゴールデンウィークは、例年のことな
がら国道307号線は混雑した。ランチをご予約のお客様から「辿り
着けそうにないので、キャンセルして帰ります」という電話が入る。
毎年、キャンセルが2,3組は発生する半面、当店でランチをとり、
あとでゆっくり陶器市・作家市を見る慣れた方々も何組かいらして、
席はすぐに埋まっていった。
連日307号線を避け裏道を通ったので、今まで知らなかった吊り橋
を発見して写真を撮る。存外、何処でも楽しさは見つかるものだ。
連休に仕事をしたので、古事記塾の日は休ませてもらう。来月は先
生が海外に行かれるので休会になる。今日は皆にも会っておきたい。
浄福寺通りに間口が一軒ほどの店があり、1月に初めて通った時は
ぼた餅が売っていた。帰りに寄ろうと思っていたら、夕方はシャッ
ターが閉まっていた。2月3月は別ルートで行き帰りしたので買えず。
4月はぼた餅は無く、いなり寿司と赤飯が並んでいた。
遂に今日、ぼた餅が買えた。嬉しくて、オバちゃんと言葉を交わす。
ざっくりつぶした粒餡が懐かしい。妹の好物なので、多めに買った。
それから隣の洋食屋『とんが』に入る。ここもいつか来ることがあ
るかしらと通る度に思っていた。12:45pm、絶好のチャンス到来だ。
豚カツが主の店だった。厨房には、年配のマスターと配膳の女性が
いる。奥の机席4つは満席、カウンターは2席空いていた。
今まで一人で食事をすることはほとんど無かった。太るからと揚げ
物を避けていた。もう、あまり体形を気にしないし、一人の食事も
恥ずかしくない。やっと自立した大人になったのかも、と思う。
2025.0508