『女性中央近畿ブロック交流会』が長楽館のレストランで開催され
た。ランチを含め約2時間を過ごしたあと、玄関前に迎えのバスが
来る。急遽、閉会まで1週間の万博へ行くことになっているのだ。

18人が乗車する。たちまち、今朝のニュースで流れた、ノーベル賞
を授与された坂口志文さんの話題になる。何故長浜北高校に進学し
たのか。それは父親が長浜北の校長だったから。授業中いつも寝て
いたのは退屈だったからなど、地元ならではの話題が続いた。

キョーコさんが「スカルノ大統領が亡命してきたとき、藁の中に入
れてかくまってあげたのが坂口さんのお父さんで、それからは来日
の度、お忍びで坂口さんちに来ていたのよ」と言った。驚きの声。

だが「なんでスカルノが長浜に?」「藁の中に?」と小声でツッコ
ミが入る。「父がむかしから言ってたので、間違いないです!」
須賀谷温泉の女将キョーコさんを信頼しているので、私は信じるよ。


予定より早く会場に到着。約1時間待って午後4時に入場する。事務
局の尽力で、パソナ館とフランス館に入れるらしい。

パソナ館。アトムの活躍する時代は、もうそこまで来ていた。遠隔
操作での手術の方が安心感があるのは何故だろう。

気温29℃。暑さは真夏並みだが、日の沈む時間が早くなっているの
で、花火・噴水ショー・ドローンショーは午後6時台から行われた。

Diorとルイ・ヴィトンに代表されるフランス館は、圧巻だった。

満月がオリーブの木の近くに見えた。一眼レフカメラを持つオジサ
マに、手振りで伝える。フレンドリーなことをしたのは、祭りの終
焉を惜しみ愉しむ雰囲気が、会場全体に伝播しているからだと思う。

2025.1008