私の母校は、毎年、卒業後50年経った学年を対象に同窓会が催され
る。つまり平均年齢68歳のパーティだ。その歴史は少なくとも二十
数年前にはあった。母が嬉々として出席した覚えがあるから。

「同窓会の発起人を各クラス数名選出しているので、参加してほし
い」とクラス委員だった北川君に頼まれていた。当日、会場へ赴く。

親かと見紛う年寄りと、40代50代で時間が止まったかのような人が
点在する数十名が集まっていた。年々、個体差は拡がるものだ。

受付を済ませると、「ボクのこと覚えてる?」と話しかけられた。

まったく覚えがない。名札を見ても思い出せない。「君は、ちっと
も変わらないね」って、話したこともないのに何故わかる?あっ、
ひょっとしてこの人、認知症かもしれない。そそくさと場を離れた。

指定の席に着くと、クラスメイトの7人が居てほっとする。10クラス
で、約400人。うち100人以上は集めたいという会の意向だった。

最後に、昔サッカー部だった善ちゃんが「昨年末の、全国高校サッ
カー選手権大会で、ベスト16まで進出した」と報告を兼ね御礼を述
べた。よく孫の年代まで面倒見ているなぁと感心する。


帰りに、母(91歳)が入院する病院へ行く。

先週、リハビリに立ち会った妹から『両足で立てるかと、若い男性
介護士が聞いたところ、片足で立ってみせていた。耳が遠いから聞
き間違ったのかもしれないけれど・・』との報告を受けていた。

病院に提出する、トイレ・浴室を中心とした家の見取り図を描いて
来た。母に見せると、「ご苦労様。でもあなたが入院した時、私、
これを描ける自信がないわ」と言ったことを妹にLINEで報告する。

2026.0131