茶道の稽古日、私が当番なので、三人を乗せ高槻の先生宅へ向かう。

稽古は『大円の草』。奥稽古なのできものを着る。菱梅模様の小紋
にしようと思っていたが、気が変わって鳳凰模様の鳩羽紫の色無地
にした。何年も袖を通していないので虫干しを兼ねた。

光の当たり具合で紫色が変化するので、高尚な僧侶の法衣のようと、
ご実家も嫁ぎ先も寺だった先生までおっしゃる。四十歳では、それ
を大仰に感じたが、今となっては地味に華やぐだけである。

道中、車内は、朝早くに放映されたミラノオリンピック・フィギュ
アスケートの、りく・りゅうペアが金メダルをとった話題で持ち切
りだった。「感動で泣いた」と皆が口々に言うものだから、観てな
い私は損をした気持ちになる。

床花は蝋梅と一輪の唐子椿だった。なんて華やかな桃紅色だろう
春の温かさを感じる。けれど、花びらの開いた椿は、茶花では生け
ないのが鉄則、蕾に限ると教えていただく。なので写真には撮らず。


一月、二月と信楽に移り住んで、店を切り盛りしてくれたチカゲさ
んのおかげで、商品の一つ一つに光が当たっているように見える。
Instagramへの投稿も日増しにファンが増えた。

三月から担当するスタッフへ引き継ぎが始まる。プロに学ぶ点は多
い。私たちでは教えられなかった点を吸収してもらいたい。

同時に、「プラスガーデン」を東京ギフト・ショーに出展中、長男
が取材を受けた記事が配信された

どのくらいの影響力があるかは不明だが、少しでも宣伝になるとよ
いなと思う。

2026.0318