三週間にわたりポーランド・ギリシャ・ドイツを巡ってきた、今野
先生と喜代ちゃんの感想を聞く会があった。本当は古事記塾の予定
だったが、土産話が盛りだくさん過ぎてこの会に変更となったのだ。
英語圏ではない外国で、文字も発音もまったく縁の無い外国の中に
身をおく経験は想像がつかない。逆向きの列車に乗る。船は降りる
港を間違える。航空券を取り直すなど大ピンチ!の連続じゃないか。
「よくぞ、ご無事にお帰りになったこと」という気持ちが沸く。
息をのんで聞いている皆も、同じ思いになったようだ。
翻訳機能の充実した『iPhone16』と『ChatGPT』があれば、何処でも
どんなアクシデントも解決できるという結論だった。「皆さん、ツ
アーでない旅をしましょう!」と喜代ちゃんは高らかに言い放った。
それから先生と別れて8名でカラオケ店へ行く。来月は休みなので
話し足りないし、秋の発表会に出る人はレッスンがわりでもある。
去年あたりか、社長業をしている女性が「一人の秘書を雇うくらい
AIは役に立つ」と言っていた。ウチの会社でも、書類作成と商品の
キャプション、信楽焼の展望などをChatGPTを使って作成している。
喜代ちゃんもChatGPTにすっかり信望厚くなったようだ。
隣に座った彼女に、サンドイッチを食べながら曲の間に「先日、加
藤恵子のプラスガーデン日記を読んで、どのような人柄と思うか?
と入力したら、"謙虚で控え目"と出たよ」と言ったら、「えぇ~
!!」と叫んでソファにひっくり返り、げらげらと笑った。
そして「ChatGPTでも間違うことがあるんや!」と、衝撃を受けた
様子になった。
2025.0708