夕方、大津から帰宅途中の信楽は雨雲が重なりだしていた。ニュー
スはしきりに寒波到来を告げている。

私のクルマのタイヤは、毎年冬初めに主人が冬用に交換してくれて
いた。今年は忙しいのか、いっこうに任務完了の知らせが無い。

主人は先週と今週、淡路島での寄せ植え講習会に使われる植木鉢を
運んでいる。感染予防のため細かくクラスを分けても、総勢300人が
受講するので搬入する数は少なくない。

本州から淡路島へは明石海峡大橋、瀬戸中央道、西瀬戸道の三本が
繋がるが、今夜は強風のため関西に近い二本が通行止めになった。

「明朝、大雪なら諦めてもらうしかない。4:00amに起きて判断する」
と主人は早めに就寝した。

6:30amに起きた私は、アプリ『全国道路情報』で淡路島へのルート
がどれも開通していることを知って安堵した。しかも明るい青空だ。


通勤途中のFMラジオから、「Driving Home For Christmas」が流れ
る8:45am。繁忙のなかの心安らぐひと時だ。田んぼは白く雪が積も
っているが、陽射しが強いからまもなく消えるだろう。

先週、知り合った同年のフレンチレストランのオーナーシェフの女
性は、もっと自分の時間が欲しいから、来年からはお客様のご予約
を少なくするつもりだと言った。

信楽の人気タルト屋さんは、社員であるパテシェも家族でクリスマ
スを過ごしたいからと、無理して注文をとらない宣言をした。

外の基準や常識でなく、自分の尺度で生きるのが最適なんだろうな
と、この曲を聴きながら思う。

2021.1218