ヴェトナムに出張したニムラさんと”Skyp”で話す。

釉薬の小さな塗り残しを上手くなおす人が、ヴェトナムの工場には
たくさんいるから不良品はあまり出ないらしい。ウチの会社では割
る方が安いと工場長は言う。ナンだか承伏しかねる気持ちが残る。


愛車の”Y”のウインカーの出ない時が、偶に起こるようになった。

電気系統が一体型だから全部交換しないといけないと言われたので、
部品をネットで調べ、ヒットした「L.SPARES」にメイルを入れる。

『価格と在庫を欧州に問い合わせる』と即答のあと、『分解して接
点復活剤を塗布することにより、問題が解消される場合がございま
す』とあった。この旨を工場に伝え修理したところ、直る!

『分解修理できる故障で部品交換するのはもったいなく資源の無駄
使いに感じます。〜中略〜 修理して直るならば,そちらの方がと
ても良いことと考えております』 私はこの会社のファンになった。


信楽図書館へ行くと、11/3〜11/9まで『図書館の本譲ります』と掲
げた案内があった。どれどれと部屋に入る。

週刊誌・月刊誌がほとんどだが、単行本や文学全集もある。吉田健
一・高橋義孝・吉行淳之介・野上弥生子などは、最終日の前日でも
引き取り手の無い作家なのか!?それとも、題名のせいだろうか。

真っ新なまま20年近く経った文庫本もあった。貸し出し状況をコン
ピュータで管理しているのだろう。でも、こればかりは合理的にし
てはいけないと思う。むしろ一般的でない本こそ置くべきだ。

借りずとも、ふと手にした本の1行に出会いがあるかも知れない。
図書館の本は、そういう貴重な無駄があってこその存在だと思う。

2008.1108