先月のインテリア&ライフスタイル展に出展したおかげで、あちら
こちらから商談のお声が掛かるのはありがたい事で、社長と割り振
って営業活動に勤しむ昨今だ。

先日、二村さんと東京へ出張した。東京は節電が行き届いていて、
駅構内は薄暗かったりするけれど、慣れればどうと云うことはない。

偶の出張なのと勉強のため、なるべくオシャレな場所で食事を摂る
ことにした。昼食は大丸の『PAUL BOCUSE』で。

「人の入りが少ないようだけれど、大丈夫なんですかね」と二村さ
んは心配顔で言う。”東日本から毎月五千人が西日本に住居を移し
ている”と実しやかに噂されているせいかな・・・。

だがそんなことは余計なお世話で、12時を回ると満席で賑わった。
詰まるところ、私たちが早く食べかけただけだった。

二村さんは営業に際して「早く帰りたいなって顔をしないでくださ
いね」と子供に言うような注意をするけれど、私は相手の時間をあ
まり取らないよう気を使っているのだ。そこを間違わないでほしい。

私は日帰り、二村さんは一泊して翌日はお得意様へ。梅雨明け間近
の東京は蒸し暑い。


「A店様では1時間、B店様では半時間、どちらも大変喜んでいた
だきました」と、後日二村さんより営業報告を受ける。

その時、A店の担当者さんから電話が入った。「爽やかな色の+g
(プラスガーデン)マーク
のシャツが印象的で・・・」

二村さんの名前は覚えてもらえなかったようだが、プラスガーデン
が印象深ければ上出来の営業ではないか。と思うことにした。

2011.0710