「貿易実務検定◎級」と「TOEIC公開テスト◎点以上」の文字が並
ぶ履歴書を持った人が応募してきた。

デザイナー兼営業の二村さんは、ここ2,3年、畑違いの輸入業務に
携わる仕事を余儀なくされてきたので、色めき立つ。

現場の採用は工場長が面談しているが、事務職は私と二村さんが担
当だ。夕方、工場長が履歴書を見て、小声で「TOEICって何?」と
聞いた。何かを知っていても、何点以上がどの程度なのか知らない。

しかしながら、むかし「毎年、毎年、すごい人材が集まるんだ!」
と、私に自慢していたベンチャー企業の社長の気持ちがわかった。


春にお蕎麦屋さんと知り合った。信楽で開店されて数年は経ってい
るのに、一度も伺ったことがなかった。車で10分『夢想庵』へ行く。

十割そばは、白い粒が混じり、麺は明るい色をしていた。食材の産
地表示があり、そばを信楽町で栽培している点も安心感がある。
細麺を食べたが、通は太麺を好むらしい。とても美味しかった。


去年の10月末から取り壊しかけた全長80mのトンネル窯は、やっと
16日にすべてが撤去された。跡は水できれいに洗い流されて、鉄の
レールだけが残っている。

工期が遅くなったことを謝られたが、工場全体の整理をするこれか
らの時期に、十分間に合って良かったと思う。


初めて弊社の製品を扱っていただく会社用に、高山さんたちがkey
noteで作成した説明書は、写真や図も含めA4用紙23枚になった。

現在、HPからPDFでカタログをダウンロード可能だが、今後はこれ
ら説明書もデータで送り、iPadなどで見てもらえれば良いと思う。

2012.0618