今年のお盆休みは、ゆっくり過ごすことなく出勤した。

トンネル窯跡にショールームを作っているからだ。プラスガーデン
の製品が増え、今までのショールームでは手狭になった。

約300坪のうち、1/4の面積の天井と壁を洗浄機で洗い、オフホワイ
トのペンキを塗る。そこへ什器を置き、製品を並べる。

どうにか陳列し、その他の準備も抜かりなく間に合って、18日午後、
50名のお客様をお迎えすることができた。

今までの団体客は社会科見学の小学生が主だった。今後は、取引の
お客様が来ていただける自信がついた。


親戚から美味しい西瓜をもらう。手間暇かけたから甘いのかと問え
ば、今年は雨が少なく暑い日が続いていたせいだ、との答え。

会社の庭の手入れをしてくれる、ワタナベさんがくれた西瓜も甘い。

事務所で8人が二日で食べきれないくらい大きな西瓜を、どこで作
ったのだろう。駐車場近くの土手で水やりをするワタナベさんを見
るから、きっとあの辺りの草むらに違いないと皆で検討をつける。


その夜は地元の納涼祭だった。孫を連れた知り合いがいたり、小中
学生に顔見知りを探しても少なかったりで、浦島太郎気分になる。

残り少なくなった金魚のプールの縁にしゃがみこみ、ゆらゆら泳ぐ
金魚の尾ひれを追いかける。

世話をしなくちゃいけないよ!と後ろから五月蝿く言う長女。小さ
い頃は一緒に掬っていたくせに、いつの間にか立場が逆ではないか。

後々のことは考えずに、とにかく金魚の入った小さなビニール袋を
提げて帰るのは、三つ子の魂百までの習い性だろうか。

2012.0818