『えんとつ町のプペル』の絵本を10月末に発売するにあたって著書
の西野亮廣は、ネットで絵本の最後のページまで見せてしまうとい
う従来とは違う宣伝をした。

私は図書館で読んだ本でも後から買う人間だ。これをFacebookで
紹介したHさんに、プペルの本を購入する旨と販売手法が面白いと話
したら、西野亮廣の一冊のビジネス書のような本を貸してくれた。


読んで驚いた。とても新鮮だった。一番心に残ったのは、一日50円
で何でも屋をしてお金より信頼を得た人の話と、Twitterを利用した
ニューヨークでの個展の集客方法だった。

また同じように思っていたことを、そこから踏み出す具体的な方法
が躊躇なく書いてあって、西野亮廣はスゴいなと感心した。

息子たちには是非読んで欲しい。次男にLINEで「今の悩みは我慢し
ろと言ったが、私の考えは古いかもしれない」と本の前宣伝をする。


今朝、芸人のテントさんが事故で亡くなったことを知り、YouTube
で芸を観る。決してファンじゃなかったのに気になる人だった。

テントさんは十数年前に大手企業のCMに起用された時、あなたの
夢はと聞かれて「テレビに出ることで、それは以前から叶っていま
す」と言った。これ以上何を望むことがあるのかという無欲さ。

上岡龍太郎が「僕の弟子になってください」と言った人だ。生まれ
てくるのが十数年早かった人だとも。孤高の星堕つの感がある。

西野亮廣は、将来多くの仕事はロボットが担い、人は好きな事を仕
事にして生きるのが主流になると言う。テントさんはその先駆けで
綺羅星の一つになった人だと思う。

2016.0928