年明けの京都での見本市は、大きな弾みになった。

集客力のあるこの会社は、今回第90回目を迎えられた。節目の会で、
弊社に感謝状をくださったことは驚きだった。常日頃、こちらがお
世話になっているのに。

昨年の仕事納めの前日は晴れていた。カタログ表紙用の写真を撮り
印刷所に送った新しいカタログは、2日の会期中約500冊をお客様が
お持ち帰りになった。

東京オリンピックを見越しての需要は、メイド・イン・ジャパンが
必須らしい。それに相応しくカタログはすべて自社製品だ。

また見本市に初めて来場された陶器問屋の方が、「日本の窯元の植
木鉢がおたく(信楽)だけだったことがショックです」とおっしゃ
って嘆かれた。

しかし、私は「かまーとの森」で小売をするようになって、お客様
は色と形と値段が気に入れば何処の産地でもかまわない方がほとん
どだと思っているので、その感想には少し違和感を覚えた。

どちらにしても、釉薬の面白さを表現出来た新製品を中心に、幅広
いバリエーションの信楽焼の製品が揃ったことを誇らしく思える展
示会だった。


酉年が始まってすぐに義父が亡くなり、長女が初孫と帰ってきたり
と公私ともにタスク満載の日々だった。3週間続けた孫をお風呂に
入れる日課は本日解放された。

早くも『孫は来てよし・帰ってよし』を実感している。

2017.0131