NHK番組『ためしてガッテン』で、大豆が衰えた筋肉を修復すると
いう内容を放映した。朝・昼・晩に20粒づつ摂取して変化をみる実
験だったので、ボクは60粒づつにした。一カ月を経て、非常に健康
になったと感じている。なので君たちも試したまえ。

と、他業種の社長が14袋の煎り大豆を携えて来てくださった。私は
すぐに10粒夕方に10粒食べてみたが、飽きてしまった。工場長は朝
に20粒食べたきりらしい。社長はまだ袋に手を付けていない。

"生き死に"に関係しなければ、人に言われて即実行・完遂すること
など、なかなか出来るものではないと思った。


同年の友だちYちゃんと、お互いの娘、孫を伴って食事に行く。

久しぶりに通る近江大橋の通行料は無料になっていて、通行回数券の払
い戻し期限が近付いていた。紙片の通行券は終焉を迎えている。

「やっぱり肉は大事よね」とYちゃんと言いながら、娘たちよりゴ
ージャスな昼食を平らげる。孫の世話をする、こんな時が来るなん
て当時は思いもしなかった。お互い、ヤンチャな男児の子育て時代
を無我夢中で過ごしていたから。

Yちゃんの娘の旦那さんは、琵琶湖畔の温泉ホテルに勤めている。
彼は英語のみならず中国語も勉強しているという。中国人が滋賀ま
で大挙して観光するなど、誰が予想しただろう。

これから、その温泉に入る娘たちとラウンジで別れた。

過ぎた月日を懐かしく思うことはあっても、Yちゃんと私はサバサ
バした身軽な気分で、すでに新たな場面を歩んでいる。どの年代も
そうだったように、毎日を愉しむことが信条であるのは変わりない。

2019.0718