由貴ちゃんから、「今度、講演をされる川端さんと『いろり~な』
で、夕飯をご一緒しませんか」とお誘いをいただいた。

私は著名な人に会う時は、一切ネットで検索しない。自分がどう感
じ取るかが大事なので、予備知識は要らない。

簡単な自己紹介のあと、他愛のない話に、いろり~なの宮ちゃんの
筍を中心とした春の料理が色どりを添えてくれた。大いに賛同する
話があり、勇気づけられもした。「ボクと関わった人は幸せになる」
的なことおっしゃるので、お守り替わりに名刺は欲しかったと思う。


当日は、小学6年生生から80歳まで、女性ばかり70人が集まった。

川端さんの講演は、"自分の可能性を思い込みで閉じている。そこ
からいかにして脱却をはかるか"という内容で、約四時間。

最後の30分間で、『名刺で割り箸を切る』実験をした。箸は両手で
持ち、丹田の位置で構える、切る人は割り箸は麺と思う、麺なら名
刺で切れる、切れるイメージで腕を降りおろすという手順だった。

ペアを組んだのは、37歳のWさんという同じ町内の方だった。彼女
は経験者なので、先に私に切るよう促した。一度目は折れた。二度
三度、名刺を替えて挑むが失敗。4度目でスパッと切れた。

嬉しくてWさんとハイタッチ!すると彼女は、上下に3cmほど開け
て二本持ち「床までおろす感じで」と言った。何回挑戦しても1本
目しか切れない。二本は無理だと瞬時に思い込んだからに違いない。

イベントの集客を心配する私に、「成功して嬉しいという、あとの
気持ちをイメージして」をWさんは言った。なるほど!もう、川端
さんの名刺はもらわなくてもいいな。自分で術を身に付けたから。


  -------ちなみに、70人全員、割り箸は切れました。-------

2023.0428