ニ年越しの依頼で、ついに『足田メロウ展』開催の日がきた。この
案内状を置いていただくために、ミホ・ミュージアムと陶芸の森へ
持って行く。ついでに開催中の各展示を観る一石二鳥のお出掛けだ。

陶芸の森・陶芸館は『湯呑茶碗展』で、明治時代末から昭和時代前
期に蒐集された「坂口恭逸コレクション」が面白かった。特に、今
となっては想像も出来ない北海道や東北地方の窯の産物が珍しい。

初日に熱心なファンが多くご来店された『足田メロウ展』。私も欲
しい絵画に売約済みシールを貼った。が、社長に「まずはお客様か
ら!」と注意を受け、渋々はがす。


YOさん率いる勉強仲間が信楽に来たので、私たち夫婦は"いろり
~な"での夕食会に誘われた。食事前に、先生である千葉さんや仲
間から、マイツールのより良いデータの出し方を教わっていると、

勝手口に陶芸家の藤本秀さんが現れる。いろり~なの宮ちゃんに、
食材があるかどうかを聞き、私たちには「アメリカから来た客を交
えて食事をしてもらえないだろうか」とお願いされた。

つまり、秀さんの工房といろり~なは奥深い山の中にある二軒家で、
19:30現在、彼を最寄り駅まで送る道中に食事できる店は無いのだ。

承諾を得て皆で食事する。秀さんによると、突然の来訪にアプリを
駆使して分かったのは「ボクの作品を米国で紹介したい旨」らしい。

彼は、カルフォルニア大学建築学科に通う32歳のジョーダンさん。

YOさんら海外勤務経験者と、英会話を習って5年の千葉さんが歓
談してくれたので、秀さんはホッとしていた。そして、ジョーダン
さんは受入れに感謝し、勧められるまま日本酒を飲み干していた。

2023.0618