訳あって３歳の孫（男児）を数日、毎朝、保育園に連れていくこと
になった。何とかなる。am8：30～9：30の間に行けばよいのだ。

初日は若干の緊張があり、パンと果物などの朝食を食べ、無事登園。
二日目は寝不足気味というので、孫のベッドの近くで起きるのを待
って支度する。三日目に、案の定、「行きたくない」と言い出した。

長男は、甘い菓子類をなるべく与えないようにして育てている。そ
こで、アイスクリームのピノを見せて、「これ食べたことある？」
「〇〇クンちで食べたことある」「欲しい？」「うん！」

「ではカバンを持って、クルマに乗ってください」と言うと、さっ
さと動いた。シートベルトを締めた時点で、口に一個放り込む。

"餌付け"という言葉が頭をよぎる。私の子育ては、どうしていた
っけ。まったく思い出せない。とにかく私も仕事があるから、能率
よくこなさなくてはいけない。

翌朝も、あと30～40分は寝ているだろうと思い洗濯物を干していた
ら、突然、泣き声が聞こえてきた。飛んでいくと、オシッコを漏ら
して泣いていた。起きたら一人だったのが寂しかったのだと思うが、
「こういう場合は、まずトイレに行ってから泣くんだよ」と教える。

夜は、食事を終えてから花火をする。まだ大きな手持ち花火は怖が
るのと飽き性のせいか、小さな花火を五本もすれば満足する。

孫は先日の祭りの夜がよほど印象深かったようで、祭りの太鼓の真
似をして敲いている。私の真っ赤なマキシ丈のワンピースを見つけ
て、「着て」とせがんだ。巫女さんの姿も気に入っているので、袴
を連想したのだろう。花火をする前に着替え、孫の要望に応じる。

2023.0808