甥の結婚式が名古屋であった。結婚式に出るのは久しぶりだ。新郎
の姉妹たちは訪問着と振袖。私と妹は黒留め袖を着る。甲賀からは、
大人8名と子ども2名が貸し切りの大型バスで向かった。

招待客は新郎新婦の友だちが中心だし、従姉妹あたるウチの子ども
とその家族を招待してくれたので終始気楽だった。披露宴で、新郎
がビアサーバーを背負って各テーブルを廻ったり、寿司職人に扮し
て寿司をふるまったりのサービスで、会場を盛り上げていた。

小学一年生の男児の孫に携帯電話を貸していたところ、ゲームの合
間に写真を撮ったようだ。新郎新婦が馬車から降り立つ場面では
だけ、
食事は盛り合わせのデザートだけの画像が残っている。

キャビンアテンダントやモデル、音楽家といった職種の方は、いつ
も被写体として申し分のないキリっとした表情であることを知る。
今さらだけど。「彼女たちは緊張の連続の職業だからね」と、殆ど
の時間を素で過ごす、自分たちの写真映りを妹と慰め合った。


一週間後、長男宅での子供たちの誕生日会によばれる。嫁の両親も
楽しみにしてお出でくださった。11月の5日と7日生まれだけれど、
体調や日程の都合で延びていた。まだ病み上がりなので、下の子の
初誕生の餅を背負う催しは止めて記念写真だけを撮った。

長男の手料理でお酒も話もすすんで、二時間ほどを過ごす。

彼らは赤ちゃんを待ち望んだ四年間を過ごしたからか、丁寧な育て
方だと思う。特に感心するのは、ぐずったりすると何処でも、すぐ
に嫁が"おぶい紐"で赤ちゃんを背負うことだ。


何をおいても、お祝いごとは華やかで有難いものだなぁと思う。

2023.1118