親の言うことをよく聞いた次男。大学入学記念の写真には花沢類の
ようなポーズで写真にも納まった。しかし、親の威力もここまで。

まず髪を茶から金に染めて短髪に。小朝に見えたのか、3mmに刈り上
げたので黒髪に戻った。が、片耳ピアス。もう私の趣味じゃないわ。

報告も激減し、すっかり親離れした次男だが、姉兄には逆らえない。

少しでも足しになるようにと陶器供養市に出店したため、借り出さ
れたのだ。プラスガーデンの廃盤品を並べている。


市の開かれる千本釈迦堂は、『11年間続いた応仁の乱にも唯一火災
を逃れた京都最古の建造物』と看板にある。境内は各地の陶器屋が
軒を連ね、陶芸家の小さなテントもあった。

けれど、新型インフルエンザの影響なのか、土曜日の昼間でも観光
客は少ない。他店の方々も「こんな年は近年なかった」と一様に驚
いていらした。平日は近所の人が数人覗きに来ただけ・・・。

初日で見切りをつけた次男は、その夜の長女のおごりである焼き肉
はちゃっかり食べて2日目からは出ていない。その分、長男が黙々
と働いていた。


住職の奥様が、”親にあたる奥州平泉の寺の藤原家の棺から発見さ
れた、800年以上前の蓮の実をいただくことになった。しいては大き
な睡蓮鉢が必要なので、今度信楽に買いに行く”と言われる。

このような曰く付きの古い実は、専門家に任せないとダメではない
だろうか。只でさえ固い実から発芽させるのが難しいらしいから。

「ご縁が出来て嬉しいわ。国宝の像を副住職の解説付きで案内する
から、ゆっくりいらしてね。」とおっしゃる奥様は、売上げ全体の
三割をひとりでお買い上げくださったそうだ。

2009.0712