このまま秋になるかと思う涼しい日が続いていたが、ミンミンやジ
ージーの蝉の声が大きくなったと同時に、再び真夏日が戻ってきた。

滋賀県に高温注意報が出る。なのに、家に帰ると炎天下のなか次男
が友だちと屋上でバーベキューをしていた。

二人は買ってきたお酒はすべて飲み干したので、そろそろ終わると
言った。酔いを醒ましたら温泉に連れて行ってあげよう。


この日は『びわ湖大花火大会』。大津に居た頃は毎年出掛けたが、
もうテレビでいいかも。ハイビジョンになったから細部まで綺麗に
写るし。あまりの美しさに、思わず拍手をしたりして・・・。

その昔は、花火の上がる浜大津から瀬田川の洗堰まで観光船の定期
便があった。洗堰の近くに住んでいたので、小さな子連れの私たち
家族は道路の渋滞を避けて船で帰った。

船内はゴザを敷いた板で、子供は寝転んだまま眠ってしまった。対
岸の長く続く自動車のテール・ライトの明かりが、ゆらゆらと川面
に映る。静かに下っていく船・・・。

そんな”思い出の花火”のテレビ放映を見終わり、伊賀上野市へ。


初めての温泉だったが、知り合いの信楽焼の窯元の作った浴槽が使
われていて、石川県出身の彼にはちょうど良い土産話になった。

家を出るまで寝ていたせいかお酒が抜けたせいか、風呂上りの2人
はすっかりおとなしく別人のようだ。集合時間には既に待っていた。

温泉場の玄関に白いキキョウが飾ってあり、その植木鉢がウチの工
場のものだった。駐車場に向かった彼らを呼び戻して見るよう促す。

会社では見飽きた『千段寄植鉢』も、他所で見るのは嬉しいもの。

2011.0810