毎月一冊、近所の本屋店主のオジさんに配達してもらっている。

先代社長が俳句の月刊誌などを購読していた名残で付き合いが続い
ているのだ。あれから十年は経つ。オジさんはいつもバイクで来る。

釣りを返す時に「はい、300万円」と、100円玉を3つ出す典型的な
関西人のオジサンだ。春にボケてきたと言うので、歳を聞くと「40
歳をちょっとばかり出ています」と返すが、たぶん70歳半ばと思う。

毎月5日の発刊が、中旬になっても届かない。ついにボケたと思った。

月刊誌『ミセス』は、一年間の定期購読を出版社に申し込むと割引
があり無料送付だ。オジさんの道中の運転も心配だし、この際、切
り替えようと本屋に電話した。

本屋の奥さんは電話口で、ウィルスの影響のため出版されていない
旨を話す。「本が着いたら、飛んで持っていきます!」と言われる
と、断る術が無くなった。意外なところに影響が出ているのだなぁ。

一昨日、『ミセス』7.8月合併号を手に、オジさんがやって来た。
「銀行や病院が雑誌を買わなくなったし・・・」と、ぼやきながら。


中元の挨拶に京都へ向かう。バスとタクシーが激減していた。予定
より早く移動できたので、時間つぶしに、ホテルを経営する高校時
代のクラスメートのYさんに電話した。

先月の京都のホテル稼働率は5.2%だが、Yのホテルはインバウンド
需要が中心で予約は1%に過ぎず、現在休業していると言った。

飲食店はテイクアウトが多く、大変な時期を凌いでいる感じがした。

このままいけば来月、京都で恒例の展示会が開かれる。開催者・出
展業者・来場者の誰もが、戦々恐々で臨むといったところだろうか。

2020.0708