クリスマスの日、母が転倒した。救急車を呼んで入院手続きをして、
翌日に大腿骨骨折の手術となった。手術は付き添い無用で、助かる。

夫婦揃って風邪を引いて、寝込む事態になっていたからだ。

ところが、午後8時過ぎ病院から電話があり「母がベッドから落ち
た」とのこと。「何をしようと?」とLINEするも、返答は無かった。

妹や息子たちと代わる代わる見舞いに行く。術後の方が元気そうだ。


久末航のピアノを聴きたいと思っていたのに、見過ごしていた。三
週間前、残っていたのは4階席のみ。席を選んで申し込んでおいた。

大晦日午後、びわ湖ホール『ジルヴェスター・コンサート』へ行く。

家では餅つきを敢行するらしい。長男・次男・嫁たちは大の餅好き。
器械さえあれば、労をいとわないらしい。私は前日に、餅米を水に
漬けておいてあげた。母から孫の代へ、巧く繋げることができた。


ピアノはラフマニノフが弾いている気がした。風邪のせいか、ボー
っとする。いい気分だ。オーケストラの音楽とともに包まれる感じ。

前半が終了して休憩時間。トイレから戻った主人が「バッグが無い」
と言い「もう帰りたい」と続けた。ずっと寝ていたのに?「じゃあ、
ロビーで待っていて」と言うと、「あ、ケータイも無い」と言った。

私は物心ついた時には祖父がいなかったし、父親も義父も最後まで
しっかりしていた。孫になったつもりで接する。今日は特に、全て
に余裕があるだろう人の集う日だ。きっと届けてくださっているわ。

それより、景品の当たる抽選会があるなんて知らなかった。あっ、
本能的に当たっている気がする。「4Eー22」、やはり当たっていた。

主人が遺失物受け取り手続きをする一方、私は景品受け取りに並ぶ。

2025.1231